イングリッシュコッカーのコートはカラーバリエーションも豊富です。コートの配色にもソリッド(単色)とパーティ(白地に斑、ローンを含む)があり、イングリッシュコッカーはたくさんのカラーバリエーションを楽しめるとても美しい犬種です。

 

「パーティ・カラー」「ブルーローン」

イングリッシュコッカーでは最もポピュラーな毛色です。ホワイトにブルーの斑でホワイトの部分にはブルーの差し毛があります。

「レバーローン」

ホワイトと美しいレバー色を持ちホワイトの部分にレバーの差し毛がある。 

「オレンジローン」

レッド(オレンジ)とホワイトにオレンジの差し毛がある。

「ソリッド・カラー」「ブラック」

単色の黒。スタンダードでは胸の白毛だけは認められています。気をつけなければならないことは、ローン(差し毛)を含む白い斑は好ましくないということです。 

「レバー」

ブラックの退化色といわれています。 

「レッド・ゴールド」

レッドとゴールドは同じと考えてください。日本ではレッドの薄いものをゴールドと呼んでいる場合もあるようですが、原産国イギリスではゴールド、アメリカではレッドと呼ばれることが多いようです。 

「ブラックタン」

比較的歴史の浅い毛色です。イギリスのブリーダーはニュー・カラーと呼んでいます。

カラーにおけるブリーディングの注意点!!

最も大切なことでモラルの問われるパーティカラーとソリッド・カラーのハイブリッド交配(雑交種)について!

原産国イギリスでは第一次大戦後にすでに両者の交配は認めないことになっています。それは熱心なブリーダーの絶え間ない努力の結果、この時点でイギリスではソリッド・カラーが固定化できたためです。アメリカでは、両者の交配を行っているブリーダー(極少数)もいました。そのブリーダーはソリッド・カラーの犬質向上のために、自分自身の責任において行っていたと思われます。これはイギリスに比べてソリッド・カラーの発展が遅れていたためです。良識あるブリーダーは、このような繁殖犬は、自身の系統繁殖の目的以外の子犬を血統登録せずに愛犬家に家庭犬として繁殖をしない条件(避妊・去勢)でお譲りしていたようです。ごく最近ではアメリカでもこのような雑交種は姿を消し、積極的にイギリスから新しいソリッドの血統を導入しています。

日本においても、とくにソリッド・カラーで血統3代祖の中にパーティ・カラーの血統が入ってる場合は、ブリーデイングに関して細心の注意が必要となってきます。このような血統構成を持つイングリッシュコッカーは、安易なブリーデイングを避けた方が賢明です。パーティ・カラー、ソリッドカラーの両方にいえることですが、基本的に色素の薄いカラーの場合は濃いカラーとのブリーデイングが望まれます。濃いカラーとは色素をしっかりと持つパーティ・カラーの場合は主にブルーローン、ソリッド・カラーの場合はブラックとなってきます。このようにさまざまなカラーが存在するイングリッシュコッカーですが、だからこそブリーデイングする場合細心の注意が必要になってくるのです。

ハイブリッド(雑交種)交配を繰り返し行われた子は何らかのリスクを抱えた子達が産まれてくる事を認識した上でブリーディングしていかなければなりません。

カラーで、でる先天性疾患や後天性疾患も有ります。

メラニン色素が関係してるのでは?と言われてます。

代表的なブルー・アイは、チョコ、レッドなどがリスクが高いと言われております。

このよな毛色のリスクを考えた上でのブリーディングは大切な事だと思っております。

*先天性疾患、後天性疾患の疾患はブリーディング前に検査ができ防げるものではありません。

ブリーダー自身が自覚を持ち、ブリーディングから出た疾患を真摯に受け止めこれからのブリーディングを考えていかなければなりません‼️

 

当犬舎はより良い犬をつくるため、ラインブリーデイングなどで計画的に繁殖しています!!勿論のことソリッドとパーティカラーをかけあわせるハイブリッド交配をする事はありません!